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【柄杓について】

お点前の始め、茶道口から点前座に進み柄杓を構えた時、『あ!柄杓違った!!』と冷や汗をかいた経験はないですか?
特に、炉の時期、教室にはどちらの柄杓も準備してあるので間違う方もいらっしゃるかと思います。
というわけで、今回は初心者の方向けに柄杓について見てみましょう。



左が炉用・右が風炉用です。
合の大きさと切り止めの切り方が違いますね!
切り口に注意してみてください。



炉→身から皮目に向けて切ってある
風炉→皮目から身に向けて切ってある
いずれも柄杓をお釜にあずけた時、切り口が見えないようになります。
どちらか一つ覚えてしまえば楽!
ということで、百人一首になぞらえて『みそぎぞ夏の印なりける』と覚える方もいらっしゃいますよ。(身を削ぐ、夏=風炉)

ご参考までに、こんな柄杓もあります。



左は炉・風炉ともに使える『両用』。
切り止めが真っすぐ切られています。
右は『一服柄杓』。差し通しという形状で薄茶一服の量を汲むことができます。
お茶会の際、お水屋での陰点てには便利ですね!

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