抹茶…碾茶(日光を遮るよう葉を覆い育て、摘んだ茶葉は、蒸した後、揉まずに乾燥させたもの)を石臼などで挽き粉末状にしたもの。
「茶道の経験はないけど、抹茶は好き!」という方も多いのではないでしょうか。
抹茶風味のスイーツやドリンク、天ぷらを食べる際に抹茶塩が出てくることも珍しくないですね。
一口に抹茶といっても、茶道では、濃茶・薄茶の二種類があります。
皆さんが“抹茶”と聞いて思い浮かべるものは、泡がたくさんある淡い緑色のものだと思います。
これが茶道でいう“薄茶”です。
濃茶は、泡がない濃い緑色で、粘度が高い。
『お茶を飲む』というより、『お茶を味わう』という言葉が当てはまるかな、と思います。
この2つは、濃さの違いだけでなく、使用する抹茶も違うのです。
濃茶は、薄茶の3倍ほどのお茶を使います。ですので、苦みの少ない“良い抹茶”を選びます。
一般的には、【○○の昔】という銘が付いていることが多いです。
薄茶は、【○○の白】という銘のものが一般的です。
お茶屋さんに行ってみると、実に多くのお抹茶が置いてあります。どれを選べばいいのか迷ってしまうほどです。
どれを買おうか迷ったら、お店の方におススメを聞くのが一番ですね。
お茶屋さんによって味も異なりますので、同じ価格帯のものを飲み比べるのも楽しいと思います。
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